宝の山:磐梯山のふもとにある大塩裏磐梯温泉は、「グリーンタフ」と呼ばれる地層に閉じ込められた太古の海水が、高温の地下水に溶け出して源泉になったものです。長い年月で、その海水成分は変質を余儀なくされ、はからずも海水に比べ塩素イオンが少なく硫酸イオンが多い、特殊な泉質になりました。この温泉水を煮詰めて「山塩」を作るわけですが、当然海水をじかに結晶化する「海塩」とは、風味がまったく違うものになりました。
山塩と海塩の主成分比較
会津山塩 | 海塩 | |
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原材料 | 温泉水 | 海水(日本) |
製造方法 | 薪窯による煮詰め | 濃縮して煮詰め |
塩化ナトリウム | 77.76% | 90.05% |
カルシウム | 2.19% | 0.29% |
マグネシウム | 0.43% | 0.29% |
カリウム | 0.42% | 0.08% |
大塩の温泉水と海水、1リットル中の塩分比較
会津山塩 | 海塩 |
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食塩 16.5g | 食塩 23g |